「介護で迷惑をかけたくない!」現在元気な高齢者にこそ、『フレイル予防』にタンパク質!

私は筋肉チューニングセラピストでもありますが、看護師でもあります。

現在もセラピストをしながら1日だけ老人ホーム・デイケア・デイサービスで勤務することがあるため、自立されている高齢者の方と話をする機会があります。

「子供や孫に介護で迷惑をかけたくない」

とよく耳にします。

周囲に介護が必要な方を目の当たりにするので特にそう感じるのでしょう。
そういう私も、

「いつまでも元気でいたい」

「最後まで歩いていたい」

と強く思います。

しかし、

  • そもそもやる気が起きない
  • エネルギーが湧かない
  • すぐ疲れてしまう

といった場合にはやりたくてもできませんよね。

「加齢には抗えない」はもちろんそうですが、ただ単に年齢のせいだけじゃないとしたらどうでしょう?

いつまでも元気でいられることが1番です。

今回の記事は以下のような方に読んでもらいたい内容です。

  • 60歳以上の方で、今は元気だが将来介護で子供や孫たちに迷惑をかけたくないと思う方
  • 高齢のご両親や祖父祖母にいつまでも元気でいてほしい方
  • フレイルという言葉が気になる方

今回は高齢者の割合が3〜4人に1人となっま超高齢化社会の日本がキーワードとしている「フレイル」について解説し、その予防方法について話します。

 

イメージでわかる「フレイル」

 

「フレイル」という言葉を聞いたことがありますか?

下の図の薄紫の部分がフレイルと呼ばれる段階です。健康な状態と介護が必要な状態の間を指しますが、この図を見てわかる通り、急にその状態になるわけではありません。

フレイルとは
フレイル(虚弱)とは、「加齢により心身が老い衰えた状態」であり、健康な状態と介護が必要な状態の間の状態のことです。

高齢者の方が転倒・骨折し、入院したことをきっかけに、元の生活に戻れず介護が必要になるという話は実際に起こる話です。

これは、骨折したことはあくまできっかけであって、徐々に心身が衰えていたことが背景にあります

また、このような入院といった大きなエピソードがなくとも、徐々に介護が必要になる場合もあります。

ドミノ倒しのように精神面から身体面に影響し悪循環へ
退職や死別などによって人と会う機会が減る・役割が変わる

気持ちが落ち込み食欲がなくなり食べなくなる(低栄養)

体力がなくなる

外に極力出なくなる

精神的に余計に落ち込む
認知機能が下がる

さらに体力が落ちる

病院や健康診断で異常を指摘されなくても、実際はこの悪循環に陥っている場合があるのです。

 

このフレイルという段階では、健康と介護が必要な状態の間の中間地点のことですので、血液検査や画像検査でわかるものではありません。

引用:https://medicalnote.jp/diseases/フレイル

 

実際には、高齢者自身もその周囲の人も「なんとなく元気がないな」と感じていると思います。

しかし、それを「老い」だから仕方ないと最初からあきらめないで欲しいのです。

フレイルという段階は、その変化に早目に気づき、適切な対処をすることで介護が必要な状態に移行せずに済むとも言われています。

ご自分だけでなく、周囲の人が気にかけることで少しでも早めに対処できるようにすることが重要です。

 

フレイル予防の基本

今回は、フレイルに対する予防策のうち、特にキーとなる重要なことを具体的にお伝えします。

フレイル予防について、一般的によく言われることはこの3点です。

◾️バランスの良い食事と口の健康の維持(栄養)
◾️ウォーキングや筋トレなどの運動(身体活動)
◾️趣味やボランティア、就労への参加で人と接すること(社会性)

このうち、社会とのつながりを失ってしまうことがフレイルの入り口だと言われています。

退職や家族・ペットと死別してしまうことや社会において自分の役割が変わることは、人生において起こる当然の「変化」です。

まだその状態を経験していない若い人から見ると、高齢者自身が「友達や家族と会おう」「散歩しよう」といった行動をしたり、周囲の家族や友人がつながりを持つことで解消できるように思うかもしれません。

もちろん、それが可能な場合もあります。

しかし、いくら元気を出そう、外に出ようと思っても体に必要な栄養がなければどうしようもありません。

フレイル予防のために見逃されがちなこと

必要な栄養といっても、何を食べたらよいのでしょう?

ここで重要なのが「タンパク質は足りているのか?」ということです。

現在の食事摂取基準では、そもそも糖質が多めの食事になっており、それでは不十分だと考えています。

適量糖質高タンパク質食がつくる良質な筋肉

2019.01.10

おそらく、肉や魚、卵、納豆、豆腐など、「食べるようにしている」という方が大半だと思います。しかし、十分な量摂れていない方がほとんどです。

とくに、一人で食事をする場合、麺類や丼ものになり糖質多めの食事になりがちです。そして、一人暮らしだったり、家族がいないタイミングの食事ではそのように簡単に済ますことが多いのではないでしょうか?

慢性的にタンパク質が不足すると消化力自体落ちてしまい余計に食べられなくなってしまいます。

タンパク質が不足すると「やる気が出ない」「疲れやすくなった」という症状が出ます。

タンパク質は体の元になります。
「皮膚・筋肉・髪の毛」といった目に見えるものだけを形作るのではなく、骨や内臓もタンパク質でできています。また、必要な栄養を届けるのも、体の中で上手く代謝を働かせるために必要な酵素やホルモンすらもタンパク質でできているのです。

驚くと思いますが、

  • 慢性的な筋肉の痛み
  • 風邪を引きやすくなる
  • 骨が折れやすくなる

ということもタンパク質不足で起こるのです。

高齢者精神医療に30年携わる和田秀樹医師は、60代からの見た目の年齢の差は「タンパク質」の摂取量の違いによって起こると言います。

心身を健康に保つには体の元になる材料が必要です。
不足した分は優先度の高い箇所に優先的に使われ、生命維持に直結しない皮膚、髪の毛、筋肉、骨などから分解して使われるのです。風邪をひきやすくなったり、疲れやすくなるのも当然ですね。

  • なんとなく元気が出ない
  • やる気が出ない
  • 疲れがとれない

そんな方はタンパク質を補いましょう!

 

タンパク質をどうやって摂る?

タンパク質というと、肉・魚・卵・大豆製品が浮かびます。他にも、植物性タンパク質が含まれているブロッコリーやアボカドには栄養が豊富なので意識して摂りたいです。

肉や魚、卵や納豆を食べているという方でも、必要な量には足りていない方が多いです。

高齢者ほどタンパク質を意識して確保すべきです。

 

手軽にタンパク質と90種類の栄養素が摂れる無添加プロテインの紹介

しかし、

「肉や魚では胃もたれしてしまう」

「そんなに量が食べられない」

「バランスよくといってもめんどくさい」

という方もいらっしゃると思います。

そのような方に特におすすめなのが医食同源Labの琉球モリンガ配合タンパクというスーパーフードの入った自然派プロテインです。

自社商品の紹介になってしまいますが、悪いものが入っておらず、タンパク質も動物性・植物性とバランスよく含まれており、消化力が低下している高齢者にこそおすすめの商品です。

人工甘味料や乳化剤が入っていないため「味のあるプロテインに比べ消化しやすい」というお客様の声をいただいています。

プロテインはアスリートや筋トレをする人だけが飲むものではありません。

パッケージを見てわかる通り、特にこのモリンガ配合たんぱくは高齢者からお子様まで飲んでいただきたい商品です。

スーパーフードであるモリンガは、世界で1番栄養豊富な植物と言われます。

医食同源Labモリンガ配合たんぱくに含まれる栄養は、モリンガという木の葉っぱが持っている栄養に由来するものです。人工的に作った栄養素ではないため、体に優しいです。

また、フレイル予防におすすめしたい理由として、医食同源Labモリンガ配合たんぱくが体を動かすエネルギー(ATP)を作りやすい配合になっているということです。

食べたものはそのままエネルギー(ATP)になるわけではなく、分解しなければいけません。とくに必要なのは、ビタミンB群です。

医食同源Labモリンガ配合たんぱくは1杯でビタミンB群が1日に必要とされる量の2倍以上摂れます。

 

タンパク質を摂るとビタミンB6の消費量が増えます。

タンパク質だけが含まれるプロテインを摂ると消費量が増えて不足しかねません。

ビタミンB6は腸内細菌が作ってもくれますが、甘いプロテインに多く含まれる人工甘味料は腸内環境を荒らします。

医食同源Labモリンガ配合たんぱくはその点、ビタミンB6を始め、ビタミンB群を多く含んだ配合になっています。

また、余計なものを含まないため腸にも優しく、食物繊維も含んでいます。

 

両親や祖父祖母が心配になってきた方へ

子供や孫の立場からすると、大事なご両親や祖父祖母が実際に体が動きにくくなったり元気がなくなった場合、

「一緒に暮らした方がいいのかしら‥」

「でも、本人は一人で暮らしたいと言っているし…」

など、正解のない問いにぶつかります。

わたし自身、自分の両親が高齢になってきています。この問いにぶつかると思います。いつまでも元気でいて欲しいですね。(例えどこか不自由があっても、せめて安楽でいてほしいと思っています。そのためにはなるべく薬に頼らない生活をして欲しいと思います。)

自立した生活が全てのような言い方に聞こえたかもしれません。

あくまで、「自分でやりたいのにできない」ことが辛いのであって、介護が必要な状態が全て「不幸」ではありません。例えば車椅子でも、ベッドに寝たきりでも、その方がやりたいようにやれていれば良いのだと私は思っています。

ただ、できることなら健康でいたいとは誰しもが願うことです。

お伝えしたとおり、フレイルが一気に進行するのは人とのつながりや役割がなくなってきてから(社会性の低下)だと言われています。

心と体は繋がっているので、心を元気にするためには体を労ってあげることが近道だと思います。その上でそのご家族を気にかけてあげることが良いと思います。

医食同源Labモリンガ配合たんぱくの開発にまつわるフレイルから脱したエピソードをここに紹介しておきますね。

母の體の話 續池均

 

最後に

いつまでも健康でいたいと考える高齢者の方がこれを読んでいたら、今からぜひタンパク質を意識してください。

そして、近くに元気でいてほしい高齢者の方がいる場合、電話をしたり会いに行くだけでは足りないかもしれません。タンパク質の必要性を伝えてあげてください。

手軽にタンパク質が摂れ、必要な栄養素が摂れるモリンガ配合たんぱくは本当にオススメです。

 

 

フレイルチェックリスト

フレイルの簡単なチェックリストです。

出典:東京大学高齢社会総合研究機構・飯島研究室のサイト「フレイルを知ろう」

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ABOUTこの記事をかいた人

山下 真鈴

病棟看護師として約12年勤務(総合病院精神科6年、神経・筋難病急性期病棟6年弱)。 右股関節の痛みからUROOMを知り、この施術と栄養であらゆる病気が予防できるだけではなく「治る」ことを追求したくなりセラピストに転身。筋肉をいかにゆるませるかを追求することで「人間本来のあり方」まで紐解いている会社で、自分の体の現状の答え合わせをしながらお客様一人ひとりに向き合って施術をしています。 「これをすれば健康になる」というありふれた言葉の商品や方法論が溢れていますが、何が正しいかは医学の教科書にはなく、生物学や人類史、たくさんの書物と自分の体が教えてくれるものだと思いました。投薬治療ばかりの患者様たちを見てきて、「これ意外方法がない」と思っていました。病院に通うだけでは健康にはなれません。自分で自分の体を治そうという意識の人を増やしたい!